よく「企業は人なり」と言われる。人が企業を動かし、人が企業を発展させ、人が企業を衰退させる。特に中小企業においては、人と企業が一体化している。人そのものが事業主である個人事業主のように、中小企業においては「経営者+従業員」が企業そのものである。経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)が限られる中小企業にとって、唯一大企業に対抗できるのが人の質であり、社員の能力やモチベーションを高めなければ、企業の明日はない。
中小企業を支援する立場の中小企業診断士にとっても、人に関する支援能力を高めることが求められている。経営者や従業員のやる気を引き出し、能力を高めていく。そんな中小企業支援が中小企業診断士に求められる。
人に関する支援は、社会保険労務士も担っている。しかし社会保険労務士が行っている雇用保険や就業規則などの支援と違って、中小企業診断士に求められているのは中小企業の明るい未来を築く人の育成である。中小企業を成功に導き、経営者や従業員を幸せに導くのが診断士の役割である。
今回、研究・開発した従業員特性調査ツール「BasMos(バスモス)ver.1.0」は、中小企業を元気にするためのツールである。一定の条件のもと中小企業診断士が汎用的に使えるツールであり、中小企業と中小企業診断士を結びつける入口ツールでもある。今回の研究成果を活用して、中小企業の発展・中小企業診断士の発展に貢献できれば、研究・開発者としてこの上ない喜びである。
平成25年2月20日
福島正人(東京都中小企業診断士協会城北支部)
鈴木佳文(東京都中小企業診断士協会城西支部)
樋野昌法(東京都中小企業診断士協会中央支部)
新木啓弘(東京都中小企業診断士協会城北支部)
合同会社 夢をカナエル (東京都中央区銀座)
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